設定 - 拡張設定

最大新規接続数/5秒
これはeMuleが5秒の間に開くことができる新規接続の数です。デフォルトは20です。

重要:
> この設定を弄り回すとブルースクリーンエラーやルータのハングアップ、ウェブブラウズ不能等の障害を引き起こす可能性があります。 ここの設定を間違えるとアップロードやダウンロードもまた悪影響を受けるかもしれません。
> TxやLANのような高い帯域幅でeMuleを起動している時は、この設定を僅かに増加させることができます。

最大接続制限数
この機能はWindows XP SP2が接続数を制限してしまうようになったために必要になりました。 Windows XPのこのアップデートでは、TCP/IPの同時接続数が10に制限され、このため只でさえゆっくりとしか進行しないキュー内の順番待ちが、永遠に停止しているとしか思えないくらい低速になってしまいます。 これはeMule内の接続が頻繁にタイムアウトになったり、他の望まれない悪影響を及ぼす結果になります。
eMuleをXP SP2で実行している場合、この値を9以上に設定しないでください。 XP SP2のこのハードコートされた値を増加させるためのパッチがありますが、Windowsでそのような潜在的に危険を孕んでいるようなパッチを当てることはお勧めできません。 この設定を行ったことで被る影響は、eMule起動直後のソース取得が少し遅くなるということだけです。ソースが見つかれば問題はありません。
Windows 2000やWindows 95/Meといった時代遅れなその他のオペレーティングシステムではこの値を50に設定してください。


実行時のみeD2kリンクと関連づける
このオプションはeMuleが実際に実行されているときにだけeMuleとeD2Kリンク形式を関連づけます。他のeD2Kクライアントのために、eMuleが終了すればその関連づけは解除されます。

eMuleの開始/終了時にWinXPのファイアーウォール上のポートを開く/閉じる
eMuleはWindows XP 内蔵ファイアーウォールで必要なポートを自動的に開くことが出来ます。 この設定ではeMuleを終了させたときにポートを閉じ、起動させたときに再びポートを開けるという動作を行うことによって、更にセキュリティを高めることが出来るようになります。 この設定はWindows XP上の内蔵ファイアーウォールにのみ有効で、他のサードパーティ製品には何の効果もありません。 また、このオプションは現在のWindows XP SP2のRC版では正しく動作していません。

クレジットシステムを使用(アップロードする人を優先)
まず始めに詳しい情報に関してクレジットシステムの章を参照して下さい。 ネットワークに悪影響しか及ぼさないLeecher(いわゆるDOM…ダウンロードだけの人)を防ぐために、クレジットシステムを有効にしておくことが推奨されます。
このオプションがある理由は以下の通りです:
> 開放専門の人はこのオプションを無効にすることによって、他の全てのファイルがリリースするファイルよりも上の優先順位を持たないことを確実にすることができます。
> 複雑なネットワークは単一システムによる搾取に対して効率よく抵抗することが出来ます。
> レアなファイルと一般的なファイルとの間のバランスがとれます。

サーバーとクライアントのLANIPをフィルタリング
インターネットではプライベートIPクラスのA(10.0.0.0 〜 10.255.255.255)、B (172.16.0.0 〜 172.31.255.255)、C (192.168.0.0 〜 192.168.255.255)、ローカルホスト(127.0.0.0 〜 127.255.255.254)、そしてヌルで始まる全てのIP(0.x.x.x)等のIPを持ったソースは無効になります。 このフィルタが使用されていれば、クライアントからクライアントへのソース交換や、サーバーによって受信されたそのようなソースは切り捨てられます。

注意:
ローカルネットワーク(LAN)内でeMuleを起動する為にはこのオプションを無効にしておく必要があります。さもなければこのネットワークではどのようなソースも見つけることができなくなるでしょう。


追加オプションを表示する(高度モード)
このオプションは通常実行する必要のないeMuleの追加機能を使用可能にします。

o メタデータを表示
これは転送 ウィンドウ内のダウンロードアイテム上の右クリックメニューにあるコマンドです。 入力されている可能性のあるMP3のIDタグや作者、リリース年等のようなファイルの追加情報を表示します。

o ソースハンドリング(A4AF・・・他のファイルを問い合わせ)
このオプションの詳細は高度ソース処理 の項を参照してください。


CPU使用率を抑えるためにA4AFチェックを無効にする
このオプションは高度ソース処理 の項で説明されているような如何なるソース処理も無効にします。 ダウンロードがキャンセルされた時にだけ優先順位に従って利用可能なA4AFソースが再配置されます。


ディスク容量確認(最小フリーディスク容量[MB])
eMuleの一時ダウンロードファイルのサイズは要求に応じて動的に増えていきます。 ディスク容量確認 オプションは現在のダウンロードが完全にダウンロードされ、完成されることを保証します。 現在のディスクの空き容量には大きすぎるダウンロードが存在する場合は、他のダウンロードが完了できるようにそのようなダウンロードが停止されます。
もし"最小フリーディスク容量" を入力した場合、eMuleの振る舞いが変更され、最小フリーディスク容量に達するまで全てのファイルがダウンロードされます。
ディスクの空き容量を増加した時は一時停止状態のダウンロードは自動的に再スタートされます。

自分のeD2kリンクのホスト名
メインウィンドウの共有ファイルタブではソースとして現在のIPのeD2kリンクを作成することができます。 このフィールドにホスト名を入力すれば、IPの代わりにホスト名を使用するリンクを作成することができます。 このリンクの利点はあなたのIPが変化してもまだ有効であるということです。
ダイナミックホスト名に関する詳しい情報はウェブインターフェースの章を参照して下さい。


PeerCacheからのダウンロードを無効にする
PeerCacheとはISPレベルで完全に匿名な方法でダウンロードをキャッシュするシステムです。 このシステムはダウンロード部品をシステム内部にバッファリングすることによって、ISPが対処しなければならないトラフィックの量を軽減させ、ユーザーのダウンロード速度も向上させます。 ISPは効果的にこの機能をサポートしなければなりません。


ログをディスクに保存する
対応するオプションを有効にすることによって、サーバー タブにある2つのログウィンドゥ(ログとデバッグ)の出力をディスクに保存することができます。 それらはeMule.log 又はeMule_Debug.log としてeMuleのインストールフォルダ内に保存されます。

冗長 (プログラムから詳細なフィードバックを得る)
もし冗長モードが有効になっていれば、サーバー ウィンドウにデバッグ(Verbose) タブが追加されます。 そこに表示される情報は開発目的だけのために存在し、これらにはどのような追加のサポートも提供されません。 このオプションは高いCPUとメモリ負荷を発生させます。eMuleを正常に動作させるために、このオプションを有効にすることは推奨されません。
ログレベルオプションは表示されるログメッセージを制御します。 レベル 5は全ての上長メッセージが表示されることを意味し、レベル 1は最も重要なメッセージだけが表示されることを意味します。 もしあなたが個々の冗長メッセージの重要性を知りたいなら、eMuleのソースコードを調べて下さい ( ´∀`)

安全な.met/.datファイル書き込み
ファイルシステムとしてNTFSを使用する最新のオペレーティングシステムでは、通常このオプションを変更する必要は全くありません。 もしクラッシュやeMuleの終了時にダウンロードが回復可能な損失をした場合、より安全な方法を試すべきです。
使用しているハードウェアに依存して、このオプションはディスク作業やシステム負荷を著しく増加させたり、eMuleの終了作業を長引かせる可能性があります!

o 終了時
eMuleはアプリケーション終了時にディスクへ.metと.datファイルをコミットするために拡張安全対策を使用します。これはeMuleの終了作業を長引かせる可能性があります。

o 毎回
これらのファイルの全ての書き込みプロセスで安全対策が使用されます。

サーバー接続更新間隔[分]
NAT…ネットワークアドレストランスレーションを使用しているネットワーク構成か、ルータの背後に隠れて操作している場合に、eMuleが一定の間隔でサーバー接続を失う問題が報告されています。
落ちた接続のための接続を宣言してそれを閉じた後に、ルーターはしばしばこれらNATされた接続のためにタイムアウトになります。 これが発生してeMuleがそのサーバーを再確認しようとする時、古い接続がルーターによって取り除かれているため、完全な再接続が必要になります。
万一この問題が発生したなら、あなたのルータ設定内でNATタイムアウト値を探し、サーバー接続更新間隔フィールド内に調べた値よりわずかに低い値を入力して下さい。 値が0ならeMuleがこれを扱うことを意味し、通常はそれを変更する必要は全くありません!
ルーターや、より複雑なネットワーク設定がない場合は、この設定は混乱の元となります。この値が低すぎるならサーバーからBanされるかもしれません。


アップロード速度感知(Upload Speed Sense…USS)
USSは接続のPing回数を監視して、このPing値に応じてeMuleのアップロード速度を自動的に調整する機能です。 これは接続が決して妨げられることがないことを保証して、ネットサーフィンやオンラインゲームがスムーズに行えるようにします。 ここはデフォルト設定のままにしておくことを推奨します。

o 自動的に最適なアップロード制限を探す
USSを使用開始します。

o 最低アップロード速度
これはUSSが維持する最低アップロード速度です。少なくともあなたのアップロード容量の50%を指定することを推奨します。

o Ping許容値(最低Ping割合)
eMule起動時に接続用の初期平均Pingが決定されます。 USSは<初期平均Ping> × <入力された最低Ping割合> を超えないようにPingを許容します。 例えば、初期平均Pingが50ミリ秒でPing許容値が800%の場合、最大Pingは400ミリ秒を超えないように維持されます。

o Ping許容値 (ミリ秒)
上の例では最大許容Pingの計算にPing割合(%)で指定値を指定しますが、その代わりにここではミリ秒で指定することが出来ます。次の設定を参照してください。

o Ping許容値の形式
最大許容Ping値を決定する方法を選択します。パーセンテージ(割合)かミリ秒のどちらかを選択してください。

o アップロード/ダウンロードを遅くする
これらの2つの値はPing許容値の範囲内に留まるために、どの程度アップロード速度制限を調節するかを表します。 間違った値を設定すれば切断されるでしょう。ここはデフォルトのままにしておいて下さい。

o 平均用のPing最大数
平均応答時間を計算するために必要なPing回数を設定します。

ファイルバッファサイズ
いくつかのシステムではeMuleがファイルバッファをフラッシュする時、画面がちらついたりWindowsの動作にタイムラグが起きたりすることがあります。 バッファサイズを小さくすればこの問題が軽減されるかもしれませんが、eMuleによってより頻繁にデータがディスクに書き出される為、より高いディスク使用率をもたらします。 バッファサイズを小さくしすぎた場合、eMuleの性能を著しく低下させます。
バッファを大きくすればディスク使用率は減少しますが、何らかの問題が発生した時にデータを損失する可能性が高くなります。

キューサイズ
eMuleでクレジットシステムが適切に動作するためには、キューサイズが非常に重要になります。 キュー数が一杯になれば、たとえ高いクレジットを持っていたとしても他のユーザーがキューに並ぶ機会が全くなくなります。 したがってキューが大きければより有効に、そしてより円滑にクレジットシステムが動作します。 高いクレジットがあるクライアントはその共有に見合った速さにキューの待ち時間が減少します。 またキュー待ち時間はIPの変更等で再接続している間は減少しません。一時間以内に再接続しない場合は、キュー位置が失われることになります。

重要:
大きいキューにしてもこのキュー管理用のオーバーヘッドが大きくなるということはありません。 大きいキューであることで接続数や接続オーバーヘッドが増加することはありません。しかし、大きいキューはより多くのメモリを使用します。

適用バージョン: v0.44a以降
最終更新日: 2004/09/11 Monk
12.09.2004 7:36