クレジットシステム

クレジットシステムはネットワークに貢献しているユーザ(例: 他のクライアントにアップロードする)に報いるために使用されます。
eMuleの厳格なキューシステムはユーザーがキュー内で待機する待ち時間を基礎とします。 クレジットシステムは2つのクライアント間のアップロードとダウンロード量を考慮することによって、この待ち時間を変更するための修正値を提供します。 ユーザーが特定のクライアントに対してより多くアップロードをしていれば、そのクライアントのキュー内で有利になり、待ち時間が早くなります。
修正値は2つのクライアント間のデータ転送量から計算されます。ここで使用される値はクライアント詳細ダイアログで見ることができます。 この情報を表示するには、表示したいユーザーの上で右クリックしてメニューから"詳細を表示" を選択します。

2つの異なるクレジット修正値が計算されます:
  修正比率1 = アップロード合計 ×2 ÷ダウンロード合計
  修正比率2 = SQRT(アップロード合計 +2)
両方の比率を比較して、値が低い方が修正値として適用されます。
いくつかの規定値が存在します:
  > アップロード合計 < 1MB → 修正値 = 1
  > ダウンロード合計 = 0 → 修正値 = 10
  > 修正値は1未満あるいは10を超えるものはありません。

注意:
> あなたにアップロードしてくれた全てのクライアントに報いなければなりません。またこれは別にクライアントがクレジットシステムをサポートしているかどうかは重要ではありません。
> クレジットシステムが未サポートのクライアントにアップロードしても、そのクライアントに対してあなたがクレジットを得ることができません。
> クレジットはグローバルではありません。クレジットは特定の2つのクライアント間で交換されます。
> クレジットはclients.metファイル内に格納されます。一意のユーザーハッシュがクライアントを特定するために使用されます。
> あなたのクレジットはあなたに対して借りがあるクライアントのマシン内に保存されます。これはクレジットの偽造を防ぎます。
> あなた自身のクレジットを見ることはできません。

最終更新日: 2003/04/13 Monk
01.03.2004 15:54