設定 - セキュリティ

IPフィルタ
IPフィルタは他のクライアントとの間の接続を制限するために使用されます。 ipfilter.datファイル内に入力されている全てのIP範囲内に当てはまるコンピュータはあなたのeMuleに接続することができません、そしてまたあなたのeMuleからそれらのコンピュータに接続することも出来ません。 このファイルは"編集"ボタンを押すことで編集することができ、eMuleインストールディレクトリ内に保存されます。 IPフィルタリングについての詳細はこのFAQのIPフィルタのトピックを参照して下さい。
フィルタを変更後はeMuleがipfilter.datファイルへの変更を適用することができるように"再読み込み"ボタンで再読み込みしなければなりません。

o フィルタレベル
ipfilter.datのエントリにはそれぞれアクセスレベルが割り当てられています。この値はこのエントリがどの程度信頼できるかを説明します。 高い値(デフォルトでは128以上)は安全であると見なされますが、低い値はブロックされます。フィルタレベルはブロッキングの制限を決定します。 ipfiletr.dat内の各エントリがフィルタレベル設定よりも低いアクセスなら、eMuleへの接続が拒否されます。 デフォルト値は変更するべきではありません。

o サーバーもフィルタリング(ダイナミックIPサーバーも拒否)
IPフィルタ規則は通常、他のクライアントにだけ有効です。このオプションはサーバーに対してもフィルタリングできるように拡張します。

o URLから更新
フィルタファイルへのリンクを入力し、"読み込み" ボタンを押して見つかったIPをeMuleのipfilter.datに追加します。 リンクと追加情報についてはIPフィルタ の章を参照して下さい。

メッセージ
このフィールド内に単語を入力することで求められていないメッセージをブロックすることができます。 テキストが一致したどのようなメッセージも表示されることはありません。 複数のメッセージは区切り記号として"|"を使用することで連結できます。

o 友達だけを受け付ける
友達リストに追加したユーザからのメッセージを除いた全てのメッセージがブロックされます。

o 正規クライアントからだけを受け付ける
この設定はメッセージを送信したクライアントが正規のもので、偽物でない場合にだけメッセージを受け付けるようにします。この設定は有効にしておくべきです。

o 高度スパムフィルタ
高度スパムフィルタはあらゆる入力メッセージをチェックします。以下のフィルタ規則の何れかに遭遇すると、そのメッセージの送信側を無視します。 スパムは現在のセッションの間にだけ無視されます。
> 最初の接触で送信されたウェブアドレス又はURL
> 応答の受信なしで既に5メッセージを送信したユーザー

友達リスト内のユーザーはスパムを送信するユーザーとして記録されません。

コメント
この機能は上のメッセージのブロックと同様ですが、ファイルコメントに適用されるところが違います。

注意:
ファイルコメントは他のユーザーがダウンロードの品質を判断する材料となるべきです。 石原良純でもない限りつまらない天気の話や、広告の類を入力する場所ではありません。適切なコメントを残して下さい。

その他
o 安全な認証を使用する
安全なユーザー認証を使用することは推奨されます。このトピックに関する詳しい情報に関してはここを参照して下さい。

o 管理者権限がないユーザーとしてeMuleを起動
このオプションはWindows NTシリーズ(2000、XP、2003)上でのみ利用可能で、これらのシステムが供給する強固なセキュリティの利点を享受することができるようになります。
通常、ユーザーはマシンに対して管理者権限を持ったアカウントでログオンします。このアカウントはシステム全体を含む、システム上の全てのソフトウェアを完全にコントロールできます。 この場合、悪意のあるコードもその完全な効果と共に実行することができます。
管理者権限がないユーザーとしてeMuleを起動すれば、オペレーティングシステム内にemule_secure というユーザーアカウントが作成され、この特別なユーザー用に必要となるフォルダ(インストールフォルダ、一時・ダウンロードフォルダ)への完全なアクセスの権利が与えられます。 それ以外ではこのアカウントの権利は非常に制限され、システムの他の部分に対するアクセスは拒絶されます。eMuleはこのユーザーアカウントの下で自身を起動します。 こうすれば悪意のあるどのようなコードもシステム上で実行その他の権利を全く持っていないため、その結果としてあなたのマシンにいかなる害も及ぼすことはありません。 これは有害な種類の脆弱なコードがあった場合に予防対策となります。
注意:
o eMuleは必要とするファイルアクセスに注意を払います。 ドライブ全体や他のフォルダに対するファイルアクセスを入念に制限することで更なるセキュリティを実現できます。 ファイルアクセスの制限はFATでなく、NTFSでのみ可能です。
o アカウント分離はディスク割り当て等のような、最新のオペレーティングシステムでの制御機構の可能性を提示してくれます。
o Windows XPではこのモードでeMuleを実行した時に、eMuleにどのようなビジュアルスタイルも適用されなくなります。 GUIはWindows98のような旧来のスタイルで表示されます。恐らくWindows XP SP2でこの問題が解決されるでしょう。
o この設定にはネットワーク内でのどのような匿名性も与えられませんが、可能性のある外部からの攻撃に対する抵抗力を、eMuleを起動するシステムに与えます。

適用バージョン: v0.42f以降
最終更新日: 2003/06/20 Monk 01.05.2004 18:38