PeerGuardian 2
公式ユーザーガイド & マニュアル

Windows版

著者
Joseph Farthing
Cory Nelson
Fox
FuRiOuS1

日本語訳
DukeDog

バージョン 2.2.0
(β6を想定)

 

 




Copyright c 2005 by Methlabs

 

 

 

目次

 

 

第1章: 序文

1.1 法的な情報

・法的なお知らせ
このマニュアルはMethlabsの知的所有権の元で保護されています。このドキュメントには"Creative Commons Attribution-ShareAlike 2.0"ライセンスの諸条件に反しない限り、複製、配布、改変する許可が与えられています。ライセンス条項の全文については付録3を参照して下さい。

・このテキストの配布に関して
私達はこのテキストを再配布・変更ができないものとするよりも、"オープンソース"として広く公開する方法を選びました。以下で述べられる簡単な規則に従っている限り、このテキストはPeerGuardian 2と共にあらゆるメディア上で配布することができます。

このテキストは"Creative Commons"ライセンスによって保護されています。"Creative Commons"についての詳細は http://www.creativecommons.org/ を参照して下さい。

・Creative Commons証印
この証印はこのテキストにおけるあなたの権利を表します。
このドキュメントは Attribution-ShareAlike 2.0 によって保護されています。

あなたは次の行為を自由に行うことができます:

あなたの従うべき条件:

帰属  原作者の名前を明確に提示しておかなければなりません。
同等共有  この著作物を変更・加工・構築した場合、これと同じライセンスの元でのみ、その二次著作物を配布できます。

上の諸条件によってあなたの構成使用とその他の権利が侵害されることはありません

・証印について

!

Commons証印はライセンスそのものではありません。法的な取り決め(完全なライセンス)を理解するための標識のようなもので、基本的な用語を分かりやすく表現しています。そのため、難しい法的な約束事が一目で理解できるようになります。この証印それ自体にはなんの法的価値もなく、その内容は実際のライセンスでは言及されません。

Creative Commonsは法律事務所ではなく、法的なサービスも提供していません。このCommon証印の配布・表示・リンクを行ったとしても、それが法的な拘束力を生むことはありません。完全なライセンスについては付録3を参照して下さい。

 

1.2 このテキストの使用

・はじめに
このテキストはできるだけ使いやすいように作成されています。それぞれの話題は別々の章に分けられていて、あなたが読みたい所へ直ぐ移動できるようになっています。それぞれの章には複数に分割された項目や副題が付けられており、調べたいことの検索がやり易くなっています。

・用例と書式
読み易さの関係で、本文のフォントはArial(日本語訳ではMS UI Gothic)で、サイズは10になります。重要な単語は一目で分かるように太字にしています。

ウェブサイトのアドレスは下線付きになります。

アプリケーションの部品(システムトレイアイコン等)はイタリック体になります。

・ヘルプボックス
ヘルプボックスはテキスト内の要点や助言を強調するために使用されます。

A このボックスは参考(助言)ボックスです。簡単なヒントやアプリケーションの便利な使用法等が表示されます。

このボックスは警告ボックスです。間違え易い部分を強調するために使用されます。重要なポイントが書いてあることが多いため、このメッセージは無視しないようにして下さい。

 

1.3 Methlabsについて

・はじめに
Methlabsはインターネット使用者のプライバシー保護を補助する目的で集まった、開発者とユーザーの共同体です。Methlabsは現在迄にピア・ツー・ピアファイル共有/コミュニケーションシステム XS や、安全なファイル削除ソフトウェア DeepDelete、そしてIPブロッカー PeerGuardianといった、様々なプライバシー保護・匿名システムを公開してきました。

Methlabsについて詳しい情報が知りたいなら、http://www.methlabs.org/ を訪問して下さい。
Methlabsの最新の開発情報のニュースブログ: http://www.methlabs.org/projects/

・Methlabs共同体への連絡
Methlabs共同体のメンバーとMethlabsのアプリケーションについて討論したり、一般的なセキュリティやプライバシー問題について語り合いたい場合は、http://www.methlabs.org/forums/Methlabsフォーラムを訪問して下さい。

・Methlabsへの支援
あなたがMethlabsの製品に満足し、PeerGuardianや他のアプリケーションをフリーでオープンソースなままにしておきたいなら、どうかMethlabsに寄付をお願いします。

少額の寄付はサーバーとその帯域の増強の支払いの助けとなり、多額の寄付は我々が長い期間開発を維持できることを保証します。

更にお金を寄付したいなら、我々のサービスの一つに加入することによって支援者になることができます。支援者になれば、少額の寄付と引き替えに広告無しで我々のウェブサイトを閲覧でき、追加のβバージョンソフトやサポートを受けることができます(この広告費はウェブサイトを主催している会社への支払いの一部となっています)。

寄付をするには http://www.methlabs.org/forums/donate.php を訪問して下さい。
支援者となるには http://methlabs.org/forums/showthread.php?t=1259 を訪問して下さい。

注意: 現在Methlabsへの寄付はUSドルだけしか受け付けていません。あなたが米国人でないなら、あなたがどの位の額を寄付しているかを知るために、国際通貨レートを必ず確認して下さい!

Methlabsに寄付した記念品が欲しいなら、我々の店を訪問して下さい:

・Methlabs製品の購入
実際の印刷物としてのこのマニュアルや、PeerGuardianを始めとするその他の便利なアプリケーションが入ったCDを購入したいなら、私たちの製品の完全なリストがある http://www.cafepress.com/methlabs/ を訪問して下さい。

製品を一つ購入することは、Methlabsへ5ドル寄付するのと同じことを意味します。

CDやマニュアルの他に、MethlabsやPeerGuardianのロゴを象ったTシャツやマグカップ、ステッカー等の多数の製品を購入することができます。

1.4 著者と翻訳者
以下の人々はPeerGuardianのマニュアル作成に貢献しました:

様々な形での参加: Ake、gamelkorv

1.5 著者からの注意
既にお気づきの方もいると思いますが、このテキストは複数の人間が書いた文章を纏めたものです。技術的な問題と言葉足らずの部分がないか注意を払っていますが、それぞれの著者のスタイルを尊重しています。

著者の中には英語が母国語でないにも関わらず英語で記述している人もいます。従って変な言葉や文法があるかもしれません。もしこのテキストに何らかの間違いがあれば私たちに連絡して下さい。

1.6 このマニュアルへの寄稿
Methlabsはこのマニュアルへの寄稿を募集しています!
我々のライセンス条項に同意する意思があるなら、このテキストへあなたの文章を投稿することができます。投稿が採用されれば、1.4のリストにあなたの名前が記載されます。また、我々はよくこのテキストを別の言語に翻訳して欲しいという要望をよく耳にします。

あなたの文章や翻訳を寄稿するには、MethlabsのArticles, Guides and Documentation(記事・ガイド・ドキュメント)フォーラムのSubmissions(寄稿)又はTranslations(翻訳)フォルダ(http://www.methlabs.org/forums/forumdisplay.php?f=85)のどちらかへあなたの記事・翻訳を提出して下さい。

マニュアルの中に間違いを見つけたなら、Corrections(訂正)へ書き込みして下さい。

1.7 著者への連絡

このテキストの著者への連絡先

"at"を"@"、"dot"を"."で置き換えて下さい。

A 参考: 我々には大量の質問に返事を返す時間がありません。技術的なサポート目的で我々に連絡しようと思わないで下さい。そういった場合はフォーラム(http://www.methlabs.org/forums/)で検索・書き込みして下さい。

 

 

第2章: PeerGuardianについて

2.1 はじめに
この章ではPeerGuardianについての説明を行います。

2.2 PeerGuardianの動作

PeerGuardianは、ピア・ツー・ピアネットーワークやインターネット使用時に、ユーザーのプライバシーを侵害する恐れのある特定の会社や組織のIPアドレスをブロックするために設計された、オープンソースのIPフィルタです。

PeerGuardian 2はドライバをインストールすること無しで、以前のバージョンよりも遙かに高速にIPアドレスをブロックすることができます。加えて、テストシステムではCPUの使用率が1%を超えることはありませんでした。Windows2000以降のバージョンでは、PeerGuardian 2はカーネルレベルでブロックし、Windowsシステム内で使用されるあらゆるプロトコルに対して動作します。Windows 98及びMeではTCPだけをブロックできるに過ぎません(技術的な理由のため、98/Meのカーネルブロックは不可能です)が、その性能はWindows2000バージョンの物と全く同じです。

PeerGuardianは多種多様な方法で集められたIPアドレスのリストに基づいてIPアドレスをブロックします。デフォルトでは、PeerGuardian 2はウェブサイト"Blocklist.org"からIPアドレスを収集します。

"Blocklist.org"はユーザーがインタラクティブに管理でき、特定の組織や会社のIPアドレスをブロックするように設計されたウェブサイトです。"Blocklist.org"は2004年後半にMethlabs.orgによって開設され、オープンに公開されている形式で利用できるプラットフォーム非依存データベースとなることを意図しています。

"Bloacklist.org"はまだ開発途上で、新しいIP範囲の提出や、不備のあるIP範囲の報告を行うためのデータベースの使い方の詳細については、このマニュアルの以降のバージョンで追加されることでしょう。

2.3 PeerGuardian 2の新機能

PeerGuardian 2は現在、完全に自動化されました。ドライバのインストールは必要なくなり、コントロールパネルを開くことなくプログラムを簡単に起動できます。そして新しいスタートアップウィザードはこれまでのものより簡単かつ便利になっています。

また、カーネルレベルのブロッキングにより、システムはこれ迄のどのバージョンよりも遙かに効率的かつ強力なものになっています。

2.4 実際のところ、PeerGuardianはどの程度安全なのか?

あなたのブロックリスト内にある全てのIPアドレスをブロックするという意味では完璧です。しかし、ブロックすべき全てのIPアドレスを知ることは不可能であるため、PeerGuardianはあなたの安全を相当なレベルにまでは高めることができますが、PeerGuardianを使用するだけであなたのセキュリティが完全になることは決してありません。

2.5 ライセンス情報
PeerGuardian 2はオープンソースで、これは必要なときに誰でもオンラインでプログラムのコードが利用可能なことを意味します。ソースコードに変更を加えたり、あなた自身のプロジェクトに分岐させることを許可するだけでなく、ソースコードにバグがないか調査して修正することも奨励します。PeerGuardian 2はオープンソースであるため、如何なるバックドアやスパイウェアも含まれていないことを自分で確認することができます。

我々開発者一同は、あなたがPeerGuardian 2の使用を楽しみ、遠慮無く我々のソフトウェアを批評し、以下のライセンスの元であなたの友人に配布することを願っています:

(PeerGuardian 2が採用する完全なライセンスは下にあります)

・Zlibライセンス

Copyright (C) 2004-2005 Cory Nelson
Tim Leonardにより創作されたプログラムを基礎として作成

このソフトウェアは明示的又は暗示的保証無しの、"あるがまま"の状態で提供されます。このソフトウェアを使用することによって生じる如何なる損害においても、作者は一切その責任を負う義務はないものとします。

以下の制限を条件としてこのソフトウェアに対し、商用アプリケーションを含むあらゆる用途での使用、及び自由に改変したり再配布する許可が与えられます。

1.このソフトウェアの出自を詐称してはなりません。あなたがソフトウェアの原型を作成したと主張してはなりません。あなたが自分の製品でこのソフトウェアを使用する場合、製品文書中でその出自を明らかにすることは評価されるでしょうが、これは必須ではありません。

2.ソースを改変したバージョンはそれを明示しなければなりません。そしてそれがあなた独自のソフトウェアであると詐称してはなりません。

3.全てのソース配布物からこのライセンス文を削除したり、その内容を改変してはなりません。

・ライセンスの内容の意味は?
ここではライセンス文の一行一行に対応した解説をしていきます。ライセンス本文はインデントされています。

Copyright (C) 2004-2005 Cory Nelson

この文はプログラムの著作権が作成者のCory Nelsonにあり、このソフトウェアの配布方法の決定権が彼にあることを意味しています。

Tim Leonardにより創作されたプログラムを基礎として作成

PeerGuardianは元々Tim Leonardによって開発され、ソースコードは全て違うものになっていますが、このバージョンは彼のプログラムのアイデアを拡張したものであることに変わりありません。

このソフトウェアは明示的又は暗示的保証無しの、"あるがまま"の状態で提供されます。このソフトウェアを使用することによって生じる如何なる損害においても、作者は一切その責任を負う義務はないものとします。

この部分はコンピュータライセンスとしては一般的なものです。このプログラムがあなたのコンピュータ、犬、奥さん、ヘアスタイルその他の全てのものに対してどのような損害を与えたとしても、その責任を開発者が負う義務は無いと単に述べているだけです。Microsoftやその他の商用製品のライセンスでもこれと同じような文章があります。

以下の制限を条件としてこのソフトウェアに対し、商用アプリケーションを含むあらゆる用途での使用、及び自由に改変したり再配布する許可が与えられます。

これはあなたがプログラムとそのソースコードを再配布・改変できることを意味します。下に示す条件に従っている限り、あなたはPeerGuardianを販売することさえできます。

1.このソフトウェアの素性を詐称してはなりません。あなたがソフトウェアの原型を作成したと主張してはなりません。あなたが自分の製品でこのソフトウェアを使用する場合、製品文書中でその素性を明らかにすることは評価されるでしょうが、これは必須ではありません。

この意味は簡単で、単にあなたが私たちPeerGuardian開発者の振りをすることができないことを意味します! これはPeerGuardian 2にスパイウェア版や偽物が出ない為の予防策にもなっています。

2.ソースを改変したバージョンはそれを明示しなければなりません。そしてそれがあなた独自のソフトウェアであると詐称してはなりません。

これはあなたがプログラムを編集・改変した場合、それを行ったことを明確に表示しなければならないことを意味します。

3.全てのソース配布物からこのライセンス文を削除したり、その内容を改変してはなりません。

これはあなたがソースコードを配布するときはいつでも、このライセンスをそのまま添付しなければならないことを意味します。

ここで行われた解説はCreative Commons証印と同様に、これらの砕けた説明には何ら法的な拘束力が無く、ただ法的なライセンスを簡単に説明するもの以外の何物でもないということを忘れないで下さい。

 

2.6 各メディアの声

これはそのカテゴリ内で平均以上かつ素晴らしいと思われる製品に与えられる賞です。この賞は我々の経験とその判断を基礎として、我々の評論家の大部分がこの賞を受けるに値すると同意した製品だけに与えられます。
- Softpedia

PeerGuardian 2は長い間待っただけの価値はある。とても柔軟性があり、何より強力だ。4.7/5
- P2Private

PG2は確実に私の評価を得ています。パブリックベータか完全なバージョンが利用可能になり次第、PG2をダウンロードして使用してみることをお勧めします。
- Afterdawn

"ファイル共有ネットワークがそれらの最新版でパーソナルファイアーウォールアプリケーションと統合して自動更新を行うようになれば、メディア会社にとって深刻な問題となるだろう"と、Napsterソフトウェアのリバースエンジニアリングで有名になったコンピュータプログラマーであるDavid Weeklyは言いました。
"例えば、もしあなたが次世代KaZaAにPeerGuardianを組み込むなら、ネットワーク内の全ての人がRIAAをブロッキングできるようになるかもしれないね。"

- Wired

"Method"としてオンラインで知られているコーダー(訳注: プログラマの意)は、まさしくP2Pユーザー用のPeerGuardianと呼ばれるフリーウェア アプリケーションを作成することで更に高みに登ることになりました。PeerGuardianはアンチスパイウェア ユーティリティとして産声を上げましたが、ウィルス定義ファイルのように定期的に更新されるIPのブロックリストを使用することで、現在では詮索好きなP2P嫌いの警察等の組織からユーザーを守るソフトウェアにまで成長しました。

"現状ではPeerGuardianはトップレベルのP2Pユーザーだけにしか使われていない"とGonzalezは言いました。しかし彼はRIAAのメッセージングキャンペーンの思わぬ副産物として、この状況が変化するだろうと予測しています。P2PユーザーはRIAAの脅威に怯えているかもしれませんが、彼らは通信回線を抜く代わりにクローキングすることで応えるようになるでしょう。
"次世代アプリケーションはこういった能力を内蔵するようになだろう"

- SecurityFocus

オンラインで音楽を交換している音楽ファンは、警察の取り締まりを監視することで音楽業界と戦っています。
- BBC

第3章: インストールガイド

3.1 はじめに
この章ではWindowsコンピュータ上でPeerGuardian 2のダウンロード/インストールの説明を行います。

3.2 コンピュータの準備

先ず始めにPeerGuardianと同種の全てのIPブロッキングアプリケーションを削除するか、無効にして下さい。下にある一覧表はシステム内で競合する可能性のあるソフトウェアのリストですので参考にして下さい。

これはシステム内での競合を避けるための予防的なステップです。

A 参考: これらのプログラムのアンインストール方法についての情報は、作成した開発者(やそのHP)から得ることができます。それぞれのソフトウェアのドキュメントを確認して下さい。

以下のソフトウェアを削除又は無効にすることをお勧めします:

ソフトウェア名 ソフトウェアの機能 競合の可能性
McAfee Personal Firewall Software Firewall 競合を確認
Blackice Firewall Software Firewall 可能性あり

A もしあなたのファイアーウォールがPeerGuardianと同時に起動できない場合は、ファイアーウォールを Outpost(http://www.agnitum.com/products/outpost/) 又は Sygate(http://soho.sygate.com/default.htm) へ切り替えることをお勧めします。この両方に良質のフリーウェアバージョンがあります。これらのファイアーウォールは素晴らしく、PeerGuardianユーザーからは上のリスト内のファイアーウォールと同等以上の評価を得ています。

 

3.3 PeerGuardian 2のダウンロード

次はPeerGuardian 2インストーラをダウンロードする必要があります。

1.ウェブページ http://www.dukedog.flnet.org/trans.html を開いて下さい。

2.あなたの使用しているオペレーティングシステムに対応したリンクをクリックすればファイルのダウンロードが始まります。

3.ダウンロードはすぐに終了し、あなたのコンピュータ上にファイルが保存されます。もしあなたがファイルのダウンロードダイアログで"開く"ボタンを選択したなら、インストールプロセスが即座に開始されます。そうでなければダウンロードファイルが保存されているフォルダを開き、ファイルをダブルクリックして下さい。

4.インストール作業が開始されます。

A 参考: 必ずあなたのOSに対応したバージョンのインストーラを使用して下さい。Windows 2000/XP用のPeerGuardianはWindows 98/Me上では全く動作せず、Windows 98/Me用のPeerGuardianはWindows 2000/XP上では著しく効率が悪くなります。

 

3.4 PeerGuardian 2のインストール

PeerGuardian 2のインストールはとても簡単です。

1. ここでは"次へ"をクリックして下さい。

2.この画面で表示される使用許諾契約書の条項に同意するなら、"この使用許諾契約書の内容に同意します"を選択してください。この内容に同意しない場合、インストールを継続することはできません。

3.これはPeerGuardian 2についての情報を表示する画面です。

4.ここではPeerGuardian 2をインストールする場所を選択します。特に理由がない場合はデフォルトのままにしておいて下さい。

5.ここではPeerGuardian 2のショートカットを配置するWindows スタートメニューの場所を選択します。特に理由がない場合はデフォルトのままにしておいて下さい。

6.ここではPeerGuardian 2インストーラに実行させる追加のタスクを選択します。使用したいオプションの横にチェックを入れて下さい。

7.あなたが行った選択がここに表示されます。表示されている情報に間違いがなければ"インストール"をクリックして下さい。

8.プログラムをインストールしている画面です。

9.PeerGuardian を実行を選択して"完了"をクリックすれば、PeerGuardian 2 スタートアップウィザードが開始されます。

 

3.5 PeerGuardian 2初回起動時

PeerGuardian 2を初めて起動した時、PeerGuardian 2に適切な設定を自動的に行うための簡単なウィザードが表示されます。

1.この画面では"次へ"をクリックして下さい:

2.この画面では使用するリストを設定します:

あなたが使用したいリストを選択して下さい。ここで推奨する最低限のリストは"P2P"ですが、あなた個人の設定がない場合は"教育機関"を除いて全て選択しておくことを強く推奨します。リストは以下のカテゴリに分類されます:

P2P
ピア・ツー・ピアネットワークを走査・監視している企業や組織のアドレス。

広告
Doubleclick等のような広告代理店

A 参考: 広告媒体のアクセスを防ぐにはIPブロッカーよりも良い方法があります。例えばFireFoxならADBLOCK拡張のような機能があります。

スパイウェア
CydoorやGatorのような、アドウェア・スパイウェアを配布している企業。

政府機関
世界中の警察を含む政府機関のアドレス。用心するにこしたことはありません。

教育機関
教育機関や学校のアドレス。

もしあなた独自のリストを持っていれば、この画面でそれを追加することができます。また、後で追加することもできます。後で追加する方法については4.4章の"リスト管理"を参照して下さい。PG2はzipファイルとgzipファイルの解凍を自動的に行います。リストの選択が終われば、"次へ"をクリックして下さい。

3.ここでは自動更新の設定を行います:

"自動更新"はとても重要です。どの位の頻度でPG2の更新チェックをするか選択して下さい。自動更新の対象となるプログラム又はリストを選択して、"次へ"をクリックしてインストールを継続して下さい。

最低限でも"毎週"リストを更新することをお勧めします。しかしながら頻繁に更新されるIPアドレスのリストを常に最新の状態にしておくことや、PeerGuardian 2の新しいバージョンを見逃さないようにすることも、自動更新の間隔を短くすることで可能になります。

4.完了画面:

"完了"をクリックすればセットアップが終了します!

次は最初の更新画面が表示されるはずです。

 

3.6 最初の更新

先ず始めに、もしこのウィンドウが表示されても慌てないで下さい。このウィンドウはPeerGuardian 2が何時でも最新の保護を得ることができるように、使用しているリストの一部又は全てが見つからなかった場合に、それを通知するためのものです。このウィンドウが表示された場合はメイン画面の"アップデート確認"をクリックして問題を修正することをお勧めします

これはあなたが初めて体験する更新作業になります。ウィンドウ内ではプログラムのダウンロード進行状況と更新が必要なリスト構成が表示されます。リスト内のアイテムのダウンロード・更新が終了すれば、"閉じる"をクリックして下さい。

上で"閉じる"をクリックすればこの画面が表示されます。リストキャッシュが生成されれば、PG2が起動されます。

 

 

第4章: PeerGuardianの使い方

4.1 はじめに

スタートアップウィザードが終了すれば、PeerGuardian 2のインターフェースが表示されます。

 

4.2 基本

この項ではPeerGuardian 2のユーザーインターフェースについて説明します。

メイン画面には"保護"と"設定"という2つのタブがあります。タブをクリックすればページを移動することができます。先ず始めに"保護"タブから説明していきます。

 

4.3 保護タブ

このタブには5つの機能があります:

・接続ログ

このタブの大部分を占める白いスペースは接続ログを表示するリストボックスです。あなたのコンピュータにアクセスしようとするパケットをブロックしたときはいつでもこのログに追加されます。悪質であるとされるIP範囲がいつブロックされたかやその設定を解除するために、このログをいつでも使用することができます。

(例えばあなたが訪問しようとするサイトが悪質かどうか判定するために)ブロックされているIP範囲を許可するには、接続ログ内の該当アイテム上で右クリックし、そのIP範囲を許可する時間を選択して下さい。これは選択された期間だけ該当するIP範囲がブロックされないことを意味します。"常時 〜 を許可"とは、そのIP範囲が今後ブロックされることが無くなることを意味します。

IPブロックを解除する方法の詳細に関しては"よくある問題 - お気に入りのページがブロックされる"を参照して下さい
一時的に与える許可は、プログラム終了時に解除されます。

一時的に与える許可は、プログラム終了時に解除されます。

・状態表示

@ PeerGuardianを有効/無効にすることができます。下の警告ボックスを参照して下さい。
A このボタンはリスト管理ウィンドウを開きます。詳細は"リスト管理"の章を参照して下さい。
B PeerGuardianとIPリストの更新をチェックします。下の警告ボックスを参照して下さい。
C この部分はPeerGuardian 2の状態に関する有用な情報を表示します。例えばブロックしたIPの数や、更新情報が表示されます。
D HTTP (ウェブサイト) 接続をブロック/許可します。
E 履歴ウィンドウを表示します。詳細は"履歴の表示"の章を参照して下さい。
F ログウィンドウをクリアします。

警告: PeerGuardianを無効にしたままにしていたり、長い間バージョンアップしないでいると、PeerGuardianの機能を最大限に利用することができなくなります。それどころかどのような保護機能も働かなくなる可能性もあります。常に更新をチェックするか、自動アップデートを有効にしておくべきです。

 

・よくある問題 - "0 IPをブロック中"

保護ページを表示させた時、上のように全くIPをブロックできない場合、"アップデート確認"ボタンをクリックする必要があります。そうすればこの問題が修正されるでしょう。

 

よくある問題 - お気に入りのウェブページがブロックされる

この問題の解決法は次の二つあります:

解決法 1: 全てのウェブページを許可する(HTTPをブロックしない)

もしあなたが信頼しているウェブサイトをブラウザで表示できないなら、PeerGuardian 2がそれをブロックしていることが考えられます。あなたが使用しているピア・ツー・ピアアプリケーションや不安定なアプリケーションが、ポート80番又は433番上でHTTPを経由して動作していないと確信している場合、これらのポート上の全ての接続を許可することができます。

これはこれらのポート上で行われる全ての通信がPeerGuardianにチェックされないことを意味します。

状態画面の"HTTPをブロック/HTTPを許可"ボタンをクリックすることでHTTPブロックの有無を切り替えることができます。状態表示に現れる文字列は現在のブロック状態を示しています。

システムトレイアイコン上で右クリックしてメニューから"HTTPをブロック/HTTPを許可"を選択することでもHTTPブロックの有無を切り替えることができます。これは上の作業と全く同じ効果がありますが、こちらの方が若干簡単かもしれません。

警告: 全てのHTTP接続を許可するという解決法は、この問題を解決する手法としては効率が悪く、ともすれば安全性に欠ける結果をもたらします。下で説明するように、HTTPブロックを維持したまま特定のIPアドレスだけを許可するように設定することを推奨します。

 

解決法 2: 特定のIPアドレスを許可

あなたが信頼しているIPアドレスがブロックされた場合、それにアクセスできるようにする最も簡単な方法は右クリックメニューを使用することです。

ログウィンドウ内で該当するIPアドレスを持ったアイテム上で右クリックして手動でIPを許可するようにしてください。そうすればPeerGuardian 2は自動的に許可リストを作成します。15分、一時間又は"常に"そのIPを許可するように設定することができます。クリップボードへIP範囲をコピーして手動で記録することもできます。

以下の例ではアップルコンピュータ社がブロックされています。アップルコンピュータのウェブサイトを見たかったり、全てのアップルコンピュータのIPに接続したいなら、下のように右クリックメニューから希望する許可状態を選択してやる必要があります。

A 助言: データベース内のIPアドレスは何らかの理由があってリストに追加されています。多くのIPアドレスは安全に許可することができますが、あなたが常に許可しようとするIPアドレスについてはその情報収集を怠らないで下さい。

 

4.4 リスト管理

"リスト管理"ボタンは、PG2メインウィンドウの左側の"アップデート確認"ボタンの上に存在します。

・リスト管理

このボタンをクリックすればリスト管理ウィンドウが表示されます。

"リストを開く"ボタンは既にインストールされているリストを表示し、"追加"ボタンは新しくリストを追加します。リストには次の2種類があります:

PG2はブロッキング用に設計されていますが、もし100%信頼できるサイトやIPアドレスへのアクセスが必要な場合は、あなたの許可リストにそれを追加することができます。

"追加"ボタンをクリックすれば下のようなウィンドウが表示されます。このウィンドウの左下の種類ボックスにあるブロック/許可ラジオボタンで追加するリストの種類を選択することができます。

・リストを追加

このウィンドウでPeerGuardian 2のリスト内にURL(例: オンライン上にあるリスト)やローカルファイルを追加することができます。ブロック又は許可のどちらのリストを追加するか選択することができます。PG2はzip、gzip、7zipという3種類の圧縮ファイルを自動的に解凍します。(注)ファイルパスやファイル名に日本語があると不具合が発生します。

・リストの書き出し

リスト管理ウィンドウのアイテム上で右クリックして"名前を付けて保存"を選択し、次に表示される"名前を付けて保存"ダイアログで、"ファイルの種類"を"PeerGuardian Text Lists (*.p2p)"か"PeerGuardian Binary Lists (*p2b)"のどちらかを選択することができます。P2Pファイルは単なるテキストファイルで保存し、P2Bファイルはバイナリファイルでリストを保存します。

複数のリストを選択した場合は、それらのリストが統合されます。

 

4.5 リストの編集

この項ではあなた自身のリストを作成・編集する方法を説明します。

・リストを開く
このボタンは選択したリストを開きます。
リストを開いている最中は次のウィンドウが表示されます。

ここで開くことができるリストは3種類あります:

  1. 個人リスト (ブロック又は許可)
  2. 常時許可リスト
  3. Blocklist.orgリスト

リストウィンドウを開けば、既にリスト内にあるIPを編集したり、IPアドレスを新しく追加したり、削除したりできます。

また、リスト表示画面の上にある検索ボックスを使用して文字列検索をすることもできます。ここでは名前やIPアドレスで検索できます。この検索機能を利用すれば特定のIPアドレスが既にブロックリストに入っていないか等を簡単に確認することができます。

URLベースのリストは(サーバーに存在するため)編集することができませんが、リスト管理ウィンドウで選択したアイテム上で右クリックして"スタティックリストを作成"を選択することでローカルコンピュータ内のスタティックリストとして変換することができます。

警告: スタティックリストに変換すれば、そのリストのアップデートはできなくなります!

・リストを作成
"リストを作成"ボタンをクリックすれば、あなた自身のリストを作成することができます。

説明:
このボックスにはあなたが作成するリストの名前を入力します。この例の中では"京都府警"という組織名を使用しています。あなたが直ぐそれと分かるような名前を付けてください。

ファイル:
ここではあなたがファイルを作成・追加したい場所を入力します。"参照"ボタンをクリックすることでリストを保存するディレクトリを選択するダイアログボックスが表示されます。(注)ファイルパスやファイル名に日本語があると不具合が発生します。

種類:
あなたの個人リストがブロック又は許可リストのどちらであるかを決定しますので、注意深く選択して下さい。

新しいリストが作成できれば、次に手動でリストにIP範囲を追加していきます。
これは比較的簡単な作業ですが、詳細に説明していきます。

IP範囲の追加
IP範囲とは一連のIPアドレスのことです。IPアドレスとは喩えて言うなら特定のコンピュータの"電話番号"のようなもので、PeerGuardianは規定のブロックリストからこれらのIPアドレスを入手し、それをブロックするように設計されています。しかしながらあなた自身が設定したIP範囲をブロックさせるようにすることもできます。

IPアドレスは -(ハイフン) で2つのIPアドレスを連結することによって、複数のIPアドレスを表すことができます。。例えば次の例は4つのIPアドレスを表します: 1.0.0.1 - 1.0.0.5
これはIP範囲と呼ばれ、1.0.0.1から1.0.0.5迄の4つのIPアドレスを意味し、この範囲のIPアドレスがリストに全て追加されることになります。

IP範囲を追加するには"追加"ボタンをクリックし、リストに現れたアイテムに新しいIP範囲を設定します。

最初に入力するのはIP範囲の名前です。例えば"Test"や"Microsoft"等のように、後でその名前が何をブロックするためのIP範囲なのかが直ぐ判るようなIP範囲名を付けて下さい。

次は"開始IP"カラムの列にあるアイテムの部分をクリックし、設定するIP範囲の最初のIPアドレスを入力して下さい。

A 参考: 一つのIPアドレスだけを指定するなら、開始IPと終了IPに同じIPを入力して下さい。

 

IPアドレス入力時には、ドット(.)を入力する必要はなく、替りにスペースを使用することができます。

222<スペース>1<スペース>2<スペース>222

は次を入力したのと同じになります

222.1.2.222

リストの作成が終われば、保存ボタンをクリックしてリストを保存して下さい。

 

4.6 履歴の表示

PG2のログの履歴を表示するには、保護ページの右側にある"履歴を表示"ボタンをクリックして下さい。

履歴ウィンドウはPeerGuardianによってブロック/許可された全てのIPアドレスの膨大なログの中から高速に検索できるように設計されています。

履歴ウィンドウは以下場合に使用することができます:

これらのタスクの全ては検索とカレンダーという2つのタブを持った直感的なユーザーインターフェースを通して行うことができます。

基本画面

履歴画面の右側にある2つのタブについて説明する前に、まず左側にあるメイン画面について説明します。これらのタブはあなたの履歴内にある実際のエントリを表示します。今までにPeerGuardianによってブロック/許可された全ての接続が下の画面内に一行ずつ表示されます。

デフォルトではこの画面は全てのエントリを表示しますが、上部にあるタブで"ブロック"(ブロックされたエントリのみ表示)、"許可"(許可されたエントリのみ表示)に切り替えることができます。

特定のエントリ上の右クリックメニューからそのIPアドレスを許可/ブロックすることができます。他のプログラムで貼り付けできるように、IPアドレスをクリップボードにコピーすることもできます。

カレンダー

履歴画面右側には2つのタブが存在します。これらは左側のメイン画面に表示するエントリをフィルタにかける為に使用することができます。デフォルトではカレンダータブになっていますが、上にあるタブをクリックすることで"カレンダー"と"検索"表示に切り替えることができます。

カレンダーの役目は特定の日時にブロック/許可されたエントリの履歴表示です。"今日"をクリックすればその日にブロック/許可したIPアドレスを表示し、カレンダー内の日にちをクリックすれば該当する日にブロック/許可したIPアドレスを表示します。

カレンダー上部にある"<"と">"の矢印はカレンダーで表示する月を変更できます。該当する月のカレンダーでも日にちをクリックすれば簡単にその日の履歴を表示することができます。

検索

検索タブでは7つの判断基準に従って左側に表示する履歴をフィルタリングすることができます。

検索を行うには7つの判断基準の中でフィルタしたい項目にチェックを入れ、それに応じた情報を入力してから"検索"ボタンをクリックして下さい。

以下のフィルタリング項目があります:

名前 特定のIP範囲の名前
送信元 送信元のIPアドレス
送信先 送信先のIPアドレス
開始 特定の日時からのエントリ
終了 特定の日時までのエントリ
プロトコル 許可/ブロックされたIPのプロトコル
操作 処理された操作(許可又はブロック)

履歴のエクスポート

別のプログラムで履歴を見たいなら、エクスポート機能を使用して履歴をファイルに書き出すこともできます。この機能はメモ帳のようなテキストエディタで表示したりExcelのような他のプログラムでインポートできるような、簡単なテキストベースの形式で履歴をエクスポートします。

一行で一つのエントリを表し、それぞれのエントリの項目は ";" (セミコロン)によって区切られています。

YYYY-MM-DD HH:MM:SS; NAME; SOURCE:PORT; DESTINATION:PORT; PROTOCOL; ACTION

例:

2005-05-05 01:15:03; n/a; 85.225.24.167:3516; 192.168.1.50:21235; TCP; Allowed

ポートを使用しないことが分かっているプロトコル(例: ICMP)ではポート番号が表示されません。
この機能を使用するにはファイルメニューから"エクスポート..."を選択して下さい。

上のダイアログでは検索タブの項で説明したものと同じようなフィルタリング基準を選ぶことができます。
履歴を全てエクスポートしたい場合は何もチェックしないで下さい。
Windowsの他のプログラムでファイルを保存する手順と同じく、"参照"ボタンをクリックして出力ファイルを入力し、OKをクリックすればファイルが書き出されます。(注)パスに日本語を含んでいると不具合が発生します。

データベースをクリア

時間が経つにつれてあなたの履歴は非常に大きくなっていきます。もしあなたがそのサイズを大きすぎると感じるようになれば、ファイルメニューから"データベースをクリア"を選択することで履歴を全てクリアすることができます。

本当にデータベースをクリアするかどうか確認するダイアログが表示されますので、"はい"をクリックすれば即座にデータベースがクリアされます。

A 助言: 履歴を削除する替わりに、設定ページで説明されている自動圧縮機能を使用しても良いでしょう。

警告: 一旦履歴を削除してしまえば、それを復元することはできなくなります! 将来的に全く必要がないと確信している場合にだけデータベースをクリアするようにして下さい。

 

4.7 Whoisを利用したリスト管理

IPに関する情報の見つけ方

IPアドレスの所有者を見つけたいなら、WHOIS検索を使用することができます。

Methlabs WHOIS (http://methlabs.org/forums/whois/) のようなツールを使用して、与えられたどのようなIP範囲に関する情報も検索することが可能です。

上の検索ボックス内に、あなたが探そうとしているIPアドレスを入力して下さい。そうすればIPの所有者についての情報を表示するページが開かれます。

IP範囲の見つけ方

IPアドレスは連続した範囲で纏めて販売されることがあります。特定の企業・・・例えばDoubleclickやGator・・・からの全てのIPアドレスをブロックしたいなら、WHOIS検索を使用することでブロックすべきIPアドレスの範囲全体を知ることができます。

Methlabs WHOIS (http://methlabs.org/forums/whois/) のようなツールを使用してIP範囲を見つけ、あなたのブロックリストにそれを追加することができます。

先ず始めに調べたいIPアドレスを入力して"Submit Query"(問い合わせを送信)を押して下さい。

WHOISデータベースが検索され、下の"inetnum"の部分のようにIP範囲を持った結果が帰ってくることがあります。

これはその会社/組織に販売されたIPアドレス全体の範囲です。もしこのような会社/組織からのアクセスをブロックしたいなら、このIP範囲をあなたのブロックリストに追加すれば良いのです。

 

4.8 設定タブ

このタブはPeerGuardian 2を管理するために使用されます。

PeerGuardian 2にあなた独自のカスタマイズを施すことができるように、併せて6つの設定セクションがあります。設定を変更することでアプリケーションの性能の向上や機能アップ、又はあなたが使いやすいように改善することができます。

設定画面は2つあります。2つの画面を切り替えるには画面右下にある"次へ"と"戻る"ボタンを使用して下さい。


設定 1

設定 2

 

設定 1

設定 2を表示するには画面右下にある次へボタンをクリックして下さい。

ログウィンドウ

ここではPeerGuardian 2のログ/履歴機能で使用されるオプションをカスタマイズすることができます。

ログ: 〜 行
保護タブの下にあるログボックスに表示する行数を指定します。

許可した接続を表示
PeerGuardian 2によって許可された(ブロックされていない)全ての接続を表示します。

ログを色分けする
ログ上にある許可/ブロック行を色分けします。

許可
デフォルトのテキスト色はライトグレーで、背景色は白です。

ブロック
デフォルトのテキスト色は黒で、背景色は白です。

HTTPブロック
デフォルトのテキスト色はダークブルーで、背景は白です。

色をあなたがより分かり易いように変更したい場合は、変更したい色のボックスをクリックして下さい。そうすれば次のようなダイアログが表示されます:

使用したい色を選んで"OK"をクリックして下さい。

履歴

履歴ログに許可した接続のログを含めるなら"許可した接続のログを採る"にチェックを入れて下さい。
上のオプションの右側にあるのは、PeerGuardian 2のログが大きくならないようにするための圧縮オプションです。ここでは次の3つのオプションを選択することができます:

何もしない
削除と圧縮
削除

警告: トラッキング目的のために、"許可した接続のログを採る"オプションは有効にしたままにしておくことを推奨します。

通知

通知はPeerGuardian 2の役に立つ内蔵機能の一つです。もしPeerGuardian 2がIP範囲をブロックしたなら、トレイアイコンが3回点滅してそのことをあなたに知らせます。

"通知イベント"では通知するイベントを選択することができます:

HTTPブロック
全てブロック

A 助言: HTTPブロック通知を有効にすることは、ウェブサイトがPeerGuardian 2によってブロックされたことを示す良い方法です。

何かがブロックされた時にPeerGuardian 2のトレイアイコンを点滅させたい場合は"トレイアイコンを点滅"にチェックを入れて下さい。

 

設定 2

設定 1を表示するには画面右下にある次へボタンをクリックして下さい。

スタートアップ

ここではPeerGuardian 2の開始に関連した設定を行います。

Windows起動時に実行する
WindowsのスタートアップでPeerGuardian 2を起動するため、システムの再起動時に毎回手動でPG2を起動する必要はなくなります。

常時最小化して実行する
PeerGuardian 2起動時にタスクトレイへ自動的に最小化します。

起動時にスプラッシュ画面を表示する
これにチェックがあればPeerGuardian 2起動時にスプラッシュスクリーンを表示し、チェックがなければ表示しません。

アップデート

PG2の初回起動ウィザードで行ったプログラムとリストのアップデート設定をここで変更することができます。

PeerGuardianの更新確認
PeerGuardianアプリケーションの新しいバージョンがないかチェックして、それをダウンロードするかどうか確認するダイアログを表示します。

リストの更新確認
あなたのリストを自動的に更新します。

自動更新する間隔: 〜 日毎
PeerGuardianがアップデートをチェックする迄の日数を設定します。

プロキシを使用
アップデートのダウンロードでプロキシを使用したいならここに入力して下さい。

アップデートウィンドウを閉じる時間: 〜 秒
アップデート状態ウィンドウを閉じるまでに待機する秒数を指定します。自動的にウィンドウを閉じて欲しくない場合はこのチェックを外して下さい。

その他

ここでは雑多な設定を行います。

ここには次の3つの設定項目があります:

常時トレイアイコンを非表示
この機能はPeerGuardian 2のトレイアイコンを非表示にして見えなくします。

"閉じる"ボタンで最小化する
このオプションは右上のXボタンをクリックした時に、アプリケーションを終了せずにウィンドウを非表示にしてシステムトレイに格納します。

常時PeerGuardianを最前面にする
このオプションは他の全てのプログラムよりも前にPeerGuardianを表示します。

 

第5章: プラグイン機能

プラグインとはPeerGuardianを機能拡張するために設計された、オリジナルのソフトウェアの一部ではない、小さなプログラム拡張部品のことです。プラグインはPeerGuardianに新しい種類のリストを読み込ませたり、新しい機能をユーザーに提供したりと、色々なことに使用することができます。

プラグイン機能はPeerGuardian 2の次のメジャーリリース(恐らくバージョン 2.1)で搭載されるでしょう。我々開発者一同は、プラグイン技術の提供とユーザーが作成(コーディング)したプラグインが、PeerGuardianをより使い易いものにするために、ユーザー独自の機能とアイデアの実現に役だってくれることを望みます。

この機能が利用可能になれば、このマニュアルを直ぐに更新する予定です。

A 参考: プラグイン機能等の更新に関するニュースを得るには、methlabs.orgを頻繁にチェックして下さい。


第6章: よくある質問とその回答

6.1 はじめに
この章ではPeerGuardian 2における最も一般的な質問と諸問題の回答及び解決策を説明します。

6.2 PeerGuardian 2は全てのプロトコルをブロックしてくれますか?

Windows 2000、XP、2003上では、PeerGuardian 2は全てのプロトコルをブロックすることができます。Windows 98/Me上では、PeerGuardian 2はTCPをブロックすることしかできません。

6.3 PeerGuardianのCPU使用率が非常に高いと聞きました。本当ですか?

いいえ!
確かにバージョン 1.xでのCPU使用率は非常に高いものでしたが、バージョン 2.xではCPUの使用率が1%を超えることは決してありません。

6.4 何らかのドライバをインストールする必要がありますか?

ありません。PeerGuardianは自動的にこれを行います。

6.5 どのリストを使用すべきですか?

使用する必要のあるリストはP2Pだけです。スパイウェアや広告等をブロックしたいなら他のリストも使用して下さい。ただ、広告をブロッキングするだけならFirefoxのAdblockプラグインやProxomitronのようなソフトウェアを使用することをお勧めします。

6.6 本当の所、PeerGuardianはどの程度安全ですか?

あなたのブロックリスト内にある全てのIPアドレスをブロックするという意味では完璧です。しかし、ブロックすべき全てのIPアドレスを知ることは不可能であるため、PeerGuardianはあなたの安全を相当なレベルにまでは高めることができますが、PeerGuardianを使用するだけであなたのセキュリティが完全になることは決してありません。

6.7 PeerGuardianが私のお気に入りサイトをブロックしました! 解除するにはどうしたら良いのですか?

メインウィンドウのログ内で該当するIPアドレスを右クリックして"常時〜を許可"を選択して下さい。

6.8 "HTTPをブロック"オプションを無効にしても安全ですか?

HTTPブロック機能を使わない代わりに、許可リストに許可サイトを追加していくことをお勧めします。HTTPブロック機能が無効になっていれば、何者かがポート80番か443番を通って潜入することが可能になります。

6.9 PeerGuardianが"0 IPをブロック中"としか表示しません

PeerGuardian 2に興味を持った人々のアクセスが集中したため、巨大な負荷が掛ってBlocklist.orgがダウンしてしまいました。このダウンからは復旧しましたが、古いバージョンのPeerGuardian 2を使用しているユーザーはβ2以降のバージョンにアップグレードして.confファイルを削除する必要があります。

6.10 PeerGuardianはファイアーウォールの代替品になりますか?

いいえ! PeerGuardianはIPをブロックするためだけに最適化されており、ファイアーウォールの代替品とはなりません

6.11 どうして通常のユーザーアカウントでPeerGuardianを起動できないのですか?

Windows 2000/XP/2003版ではドライバをインストールする必要があり、通常ユーザーではこれを行うことはできません。管理者権限でPeerGuardianを実行するショートカットを作成するか、Windows 98/Me版を使用して下さい。

6.12 PeerGuardianが動作しないか、私のファイアーウォールの邪魔をしています。どうすれば良いのですか?

PeerGuardianはMcAfeeとBlackICEファイアーウォールと同時に使用すると不具合が発生することが知られています。この解決法は今のところありませんので、Outpost(http://www.agnitum.com/products/outpost/)又はSygate(http://www.sygate.com/)に切り替えることをお勧めします。それでもまだPeerGuardianが起動しない場合はdailyビルド(http://daily.methlabs.org)でこの問題が修正されていないか確認するか、バグを報告して下さい(http://peerguardian.methlabs.org/pg2_bugs.html)。

6.13 PeerGuardianが何かをブロックしました。心配で堪りません。

心配ありません。そもそもあなたのパソコンへの接続がブロックされたことを何故心配する必要があるのでしょうか? あなたに悪影響を及ぼすようなものがブロックされたというだけにすぎません。

6.14 PeerGuardianが危険であるという噂を聞きました。本当ですか?

まさしくそれは噂に過ぎないということです。PeerGuardianは安全です。しかもPeerGuardianはオープンソースであるので、あなた自身(それに根も葉もない噂を広めている人々)で危険かどうか確認することもできます。

 

第7章: 付録

7.1 付録 1 - 変更ログ

この章はPeerGuardian 2に施された変更点を掲載しています。

β6
ログ:

リストマネージャ:

リストエディタ:

履歴:

アップデート:

トレイ:

リスト:

 

β5
新規追加:

修正:

 

7.2 PeerGuardian 2公開時のプレスリリース

リリース速報
RE: PeerGuardian 2 パブリックベータ発表!
BY: Joseph Farthing and Cory Nelson
DATE: 2005-02-24

こんにちは、皆さん。

Methlabsスタッフ一同は、PeerGuardian バージョン 2.0 のパブリックベータ版を我々のウェブサイトで公式に公開できることを誇りに思います。PeerGuardian 2はPeerGuardianの後継として7ヶ月以上に渡って開発が続けられてきました。オリジナルのPeerGuardianは何年も前に開発されたものでありますが、今回発表されるPeerGuardian 2はそのような旧式の如何なるバージョンよりも更に緻密、高性能かつ効率的になりました。

このベータリリースは正式の2.0リリースの前の最終段階となります。このベータリリースの前のテスト段階で、プログラムのコードから殆どのバグを取り除いてあるはずですが、我々はユーザーからの全てのフィードバックを歓迎しています。

β版の新機能は?
PeerGuardian 2はドライバをインストールすること無しで、以前のバージョンよりも遙かに高速にIPアドレスをブロックすることができます。加えて、テストシステムではCPUの使用率が1%を超えることはありませんでした。Windows2000以降のバージョンでは、PeerGuardian 2はカーネルレベルでブロックし、Windowsシステム内で使用されるあらゆるプロトコルに対して動作します。Windows 98及びMeではTCPだけをブロックできるに過ぎませんが、その性能はWindows2000バージョンの物と全く同じです。

*技術的な理由のため、98/Meのカーネルブロックは不可能です

開発中の機能は?
プラグインシステムがまだ開発中です。また、いくつかGUIの改良を予定しています。それらを除き、アプリケーションは完全な機能を持っています。 Linux/OSX版のPeerGuardian 2は現在精力的に開発が続けられています。

機能ガイド
PeerGuardian 2は現在、完全に自動化されました。ドライバのインストールは必要なくなり、コントロールパネルを開くことなくプログラムを簡単に起動できます。そして新しいスタートアップウィザードはこれまでのものより簡単・便利になっています。また、カーネルレベルのブロッキングにより、システムはこれ迄のどのバージョンよりも遙かに効率的かつ強力なものになっています。

ログ機能やウェブサイトをブロックする機能を含むインターフェースを使って、より詳細な設定を行うことができます。我々の新しい悪質IP報告&データベース管理システムは簡単になりましたが、あなたが通常使用しているIPが登録されている可能性も秘めています。この問題を解決するため、単一のIPアドレスを一定期間、又は永久に許可する機能が搭載されました。

BLOCKLIST.ORGデータベース
現在のP2P形式のデータベースは、オリジナルのPeerGuardianが依然として健在なため、今なお更新が続けられています。しかしオリジナルのPeerGuardianが長く使用されてきた裏でデータベースに行われたいくつかの変更は、その性能を上げるどころか悪化させる事態になりました。この為我々はデータベースに対して思い切った変更が必要であるとの結論を下しました。新しく開発されたバイナリ形式のデータベースはデータベースのダウンロード時間を大幅に減少させます。また、http://blocklist.orgで運営されている我々の新しいIPDB(IPデータベース)ページは、ユーザー自身がデータベースにIP範囲を登録できるようになり、そのIP範囲を良悪を投票したり、不当なものであるという印を付けることができるようになりました。私達は時々不正確になりうるデータベースが、ユーザー共同体の努力で遙かに正確なものになることを願っています。

オープンソース
PeerGuardian 2はオープンソースで、これは必要なときに誰でもオンラインでプログラムのコードが利用可能なことを意味します。ソースコードに変更を加えたり、あなた自身のプロジェクトに分岐させることを許可するだけでなく、ソースコードにバグがないか調査して修正することも奨励します。PeerGuardian 2はオープンソースであるため、如何なるバックドアやスパイウェアも含まれていないことを自分で確認することができます。

私達はあなたがPeerGuardian 2の使用を楽しみ、遠慮無く我々のソフトウェアを批評し、以下のライセンスの元であなたの友人に配布することを願っています。

敬具
Methlabsスタッフ代表 Joseph Farthing、Cory Nelson

(連絡先: JFM at Methlabs dot org)

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Methlabs.orgについて:

Methlabsは特定の企業やグループからインターネット使用者のプライバシー保護を補助する目的で創立された非営利の組織です。私達は数百万ものピア・ツー・ピアユーザー及びインターネットユーザーの代表であり、商業的な提携や利益になんの関心もありません。我々は寄付といくつかの帯域消費型テキスト広告料によって全ての資金を得ています。

Methlabsは現在迄にピア・ツー・ピアファイル共有/コミュニケーションシステム XS や、安全なファイル削除ソフトウェア DeepDelete、そしてIPブロッカー PeerGuardianといった、様々なプライバシー保護・匿名システムを公開してきました。

Methlabs共同体に興味がありましたらwww.methlabs.org/forumsを訪問して下さい。
公式ホームページ: www.methlabs.org

Blocklist.orgについて:

Blocklist.orgはユーザーがインタラクティブに管理でき、特定の組織や会社のIPアドレスをブロックするように設計されたウェブサイトです。Blocklist.orgは2004年後半にMethlabs.orgによって開設され、オープンに公開されている形式で利用できるプラットフォーム非依存データベースとなることを意図しています。

--------------------------------

謝辞

我々Methlabsスタッフ一同は、このプロジェクトに寄与してくれた全ての方々、及び活発なベータテスターに対して多大な感謝をしております:

aretx、Ake、BlueIce、bitrot、braindancer cerberius、chaos3、Chrissyx、D3F、drake、Don_Phrostbyte、DVDeviant、fox、FuRiOuS1、Gambit20011、GoldenMonkey、haker0、Insanelycool、Jupiter、JFM、jmdenver、KuKIE、LS7、MaKaVeLi、Method、mercury7、MilesApart、Mystique、Nothingface5384、Nullcontext、PCGUY112887、Pepsi_One、Prof. Yaffle、rjmuckler、ROCKAMANIAC、Segata、shortfuse、SkinGraft、sLow、somekindahate、squijello、the_matrix_has_you

・・・また、我々の共同体に加わっていただいている他の一万を超える人々に対しても同様に感謝致します。

そして、Methlabs支援者に対しても特に感謝申し上げます:

aperuma、arcticjaguar、banditmick、bellrb19、bick、blee309、braindancer、ChronoStriker1、offeecomet、dalma、darkdlight、dawhizzz、eremini、EricaZ、farkinbasteg、fphaynes53、ry808、Golden-Gnu、Grim、IsoDisc、jmdenver、jojje、ldubb2、LPC、manonight、mishu 、Munchr、quip、Red-Baron、rednesss、rg1、rjmuckler、Shinji、shortfuse、spaminator、quijello、squirrel64、swren、tealc、TripWireRVN

最後に、寄付金を頂いた全ての人に感謝致します!

 

7.3 付録 3 - Creative Commons ライセンス

Attribution-ShareAlike 2.0

(注)ライセンス条項は原文を重視すべき為、翻訳を行っておりません。

CREATIVE COMMONS CORPORATION IS NOT A LAW FIRM AND DOES NOT PROVIDE LEGAL SERVICES. DISTRIBUTION OF THIS LICENSE DOES NOT CREATE AN ATTORNEY-CLIENT RELATIONSHIP. CREATIVE COMMONS PROVIDES THIS INFORMATION ON AN "AS-IS" BASIS. CREATIVE COMMONS MAKES NO WARRANTIES REGARDING THE INFORMATION PROVIDED, AND DISCLAIMS LIABILITY FOR DAMAGES RESULTING FROM ITS USE.

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1. Definitions

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  2. "Derivative Work" means a work based upon the Work or upon the Work and other pre-existing works, such as a translation, musical arrangement, dramatization, fictionalization, motion picture version, sound recording, art reproduction, abridgment, condensation, or any other form in which the Work may be recast, transformed, or adapted, except that a work that constitutes a Collective Work will not be considered a Derivative Work for the purpose of this License. For the avoidance of doubt, where the Work is a musical composition or sound recording, the synchronization of the Work in timed-relation with a moving image ("synching") will be considered a Derivative Work for the purpose of this License.
  3. "Licensor" means the individual or entity that offers the Work under the terms of this License.
  4. "Original Author" means the individual or entity who created the Work.
  5. "Work" means the copyrightable work of authorship offered under the terms of this License.
  6. "You" means an individual or entity exercising rights under this License who has not previously violated the terms of this License with respect to the Work, or who has received express permission from the Licensor to exercise rights under this License despite a previous violation.
  7. "License Elements" means the following high-level license attributes as selected by Licensor and indicated in the title of this License: Attribution, ShareAlike.

2. Fair Use Rights. Nothing in this license is intended to reduce, limit, or restrict any rights arising from fair use, first sale or other limitations on the exclusive rights of the copyright owner under copyright law or other applicable laws.

3. License Grant. Subject to the terms and conditions of this License, Licensor hereby grants You a worldwide, royalty-free, non-exclusive, perpetual (for the duration of the applicable copyright) license to exercise the rights in the Work as stated below:

  1. to reproduce the Work, to incorporate the Work into one or more Collective Works, and to reproduce the Work as incorporated in the Collective Works;
  2. to create and reproduce Derivative Works;
  3. to distribute copies or phonorecords of, display publicly, perform publicly, and perform publicly by means of a digital audio transmission the Work including as incorporated in Collective Works;
  4. to distribute copies or phonorecords of, display publicly, perform publicly, and perform publicly by means of a digital audio transmission Derivative Works.
  5. For the avoidance of doubt, where the work is a musical composition:
  6. Webcasting Rights and Statutory Royalties. For the avoidance of doubt, where the Work is a sound recording, Licensor waives the exclusive right to collect, whether individually or via a performance-rights society (e.g. SoundExchange), royalties for the public digital performance (e.g. webcast) of the Work, subject to the compulsory license created by 17 USC Section 114 of the US Copyright Act (or the equivalent in other jurisdictions).

The above rights may be exercised in all media and formats whether now known or hereafter devised. The above rights include the right to make such modifications as are technically necessary to exercise the rights in other media and formats. All rights not expressly granted by Licensor are hereby reserved.

4. Restrictions.The license granted in Section 3 above is expressly made subject to and limited by the following restrictions:

  1. You may distribute, publicly display, publicly perform, or publicly digitally perform the Work only under the terms of this License, and You must include a copy of, or the Uniform Resource Identifier for, this License with every copy or phonorecord of the Work You distribute, publicly display, publicly perform, or publicly digitally perform. You may not offer or impose any terms on the Work that alter or restrict the terms of this License or the recipients' exercise of the rights granted hereunder. You may not sublicense the Work. You must keep intact all notices that refer to this License and to the disclaimer of warranties. You may not distribute, publicly display, publicly perform, or publicly digitally perform the Work with any technological measures that control access or use of the Work in a manner inconsistent with the terms of this License Agreement. The above applies to the Work as incorporated in a Collective Work, but this does not require the Collective Work apart from the Work itself to be made subject to the terms of this License. If You create a Collective Work, upon notice from any Licensor You must, to the extent practicable, remove from the Collective Work any reference to such Licensor or the Original Author, as requested. If You create a Derivative Work, upon notice from any Licensor You must, to the extent practicable, remove from the Derivative Work any reference to such Licensor or the Original Author, as requested.
  2. You may distribute, publicly display, publicly perform, or publicly digitally perform a Derivative Work only under the terms of this License, a later version of this License with the same License Elements as this License, or a Creative Commons iCommons license that contains the same License Elements as this License (e.g. Attribution-ShareAlike 2.0 Japan). You must include a copy of, or the Uniform Resource Identifier for, this License or other license specified in the previous sentence with every copy or phonorecord of each Derivative Work You distribute, publicly display, publicly perform, or publicly digitally perform. You may not offer or impose any terms on the Derivative Works that alter or restrict the terms of this License or the recipients' exercise of the rights granted hereunder, and You must keep intact all notices that refer to this License and to the disclaimer of warranties. You may not distribute, publicly display, publicly perform, or publicly digitally perform the Derivative Work with any technological measures that control access or use of the Work in a manner inconsistent with the terms of this License Agreement. The above applies to the Derivative Work as incorporated in a Collective Work, but this does not require the Collective Work apart from the Derivative Work itself to be made subject to the terms of this License.
  3. If you distribute, publicly display, publicly perform, or publicly digitally perform the Work or any Derivative Works or Collective Works, You must keep intact all copyright notices for the Work and give the Original Author credit reasonable to the medium or means You are utilizing by conveying the name (or pseudonym if applicable) of the Original Author if supplied; the title of the Work if supplied; to the extent reasonably practicable, the Uniform Resource Identifier, if any, that Licensor specifies to be associated with the Work, unless such URI does not refer to the copyright notice or licensing information for the Work; and in the case of a Derivative Work, a credit identifying the use of the Work in the Derivative Work (e.g., "French translation of the Work by Original Author," or "Screenplay based on original Work by Original Author"). Such credit may be implemented in any reasonable manner; provided, however, that in the case of a Derivative Work or Collective Work, at a minimum such credit will appear where any other comparable authorship credit appears and in a manner at least as prominent as such other comparable authorship credit.

5. Representations, Warranties and Disclaimer

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7. Termination

  1. This License and the rights granted hereunder will terminate automatically upon any breach by You of the terms of this License. Individuals or entities who have received Derivative Works or Collective Works from You under this License, however, will not have their licenses terminated provided such individuals or entities remain in full compliance with those licenses. Sections 1, 2, 5, 6, 7, and 8 will survive any termination of this License.
  2. Subject to the above terms and conditions, the license granted here is perpetual (for the duration of the applicable copyright in the Work). Notwithstanding the above, Licensor reserves the right to release the Work under different license terms or to stop distributing the Work at any time; provided, however that any such election will not serve to withdraw this License (or any other license that has been, or is required to be, granted under the terms of this License), and this License will continue in full force and effect unless terminated as stated above.

8. Miscellaneous

  1. Each time You distribute or publicly digitally perform the Work or a Collective Work, the Licensor offers to the recipient a license to the Work on the same terms and conditions as the license granted to You under this License.
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